今日は、いよいよ四時限目の運営管理です。
受験一年目の一次敗退の原因となった因縁のある試験です。
まずは、敗退の原因を考えてみました。
初学生にとっての得意不得意は、それまでの勉強や仕事の経験の有無、いわゆるバックグラウンドが大きく影響します。DooPoは、店舗運営や生産管理の経験がなく、特に、生産管理に関してはまったくイメージできませんでした。だから、ここからの話は、DooPoと同じバックグラウンドの方へのアドバイスです。
授業で、診断士の先生方は現場を見ることを薦めていました。例えば、「自分が買い物に行ったときに、スーパーや専門店の配置の違いや客動線の設計を見なさい。」とか、「機会があったら、工場を見学させてもらいなさい。」とおっしゃってました。
小売店は買い物ついでに見ることができました。しかし、メーカ勤務の方、生産財の営業の方や金融機関の方でもなければ、工場を見る機会なんて、まず、ありゃしません。あっても、大企業の工場の一般公開日とかでせいぜい年数回ですね。これではイメージなんて育ちはしません。
こんな環境でも、DooPoは、結構時間を割いて、懸命に用語や理論の暗記に専念していました。
今、振り返ると敗因は、優先順位がなかったことだと確信しています。例えば、細かくエンプラの名称や特徴を覚えたが、出なかったり、素材加工のひとつの転造を知らなかったり、ということです。
では、どうすれば合格点が取れる優先順位を決められるのか。
結論は、過去問を解いて優先順位をつけることです。
ある程度、知識の習得が進んだら、解けなくても過去問を解いてみましょう。3年分はやってみたいですね。その上で、どの分野の出題が多いのかを知ることが、限られた時間で無駄なく効果的に学習するための唯一・絶対の方法です。
本科目でも、頻出の分野や理論は絶対に存在します。 これを信じて頑張っていきましょう。
最後に、お勧めの本です。
?「ロジックで理解する運営管理」 山口文紀・文川実著 日本マンパワー出版 2800円+税
?「モノづくり解体新書SELECT?」 日本工業新聞社編 日刊工業新聞社 3000円+税
?は知識の習得に、?は生産管理のイメージ作りに役立ちます。
〔過去の記事へのリンク〕
三時限目 企業経営理論 http://uyokyoku.blog63.fc2.com/blog-entry-8.html
二時限目 財務会計 http://uyokyoku.blog63.fc2.com/blog-entry-5.html
一時限目 経済学・経済政策 http://uyokyoku.blog63.fc2.com/blog-entry-4.html
勉強法第1回 学習方法の選択 http://uyokyoku.blog63.fc2.com/blog-entry-3.html
Author:Doopo
技術系のサラリーマンが中小企業診断士を目指して、2008年に一次・二次を合格しました。
これからは資格の効率的な活用を考えていきます。