診断士受験4年目にしてつかんだ2008年合格。多年度受験の反省を踏まえて、効果的な勉強法をアドバイスしていきますよ。

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2009/06/23(火)22:23

セブン?イレブン・ジャパンの廃棄原価負担施策に唸る


昨日の公正取引委員会からの排除措置命令に対して、「契約解除をちらつかせるなどの優越的地位の濫用はなかった」との強気の会見を開いたセブン?イレブン・ジャパンでした。本日になって、突然、加盟店の廃棄処理支援策を打ち出してきました。それは、「加盟店の廃棄処分の原価の15%を本部が負担する」という内容です。

「う?ん、セブン、やるな」 というのが率直な感想です。


理由はいろいろあります。対応の早さと的確な効果、さすが競争戦略のプロ集団というところでしょうか。

中小企業診断士的に今回の施策を評価してみたとき、コトラーの競争地位別戦略論が判りやすいですね。

簡単に言うと、企業は業界内の地位別に異なった競争戦略をとるべきだという理論です。セブン?イレブン・ジャパンのような業界最大手企業(リーダーと呼びます)が取るべき戦略は、

  1. 周辺重要拡大政策 :業界全体の売り上げをアップさせる。
  2. 同質化戦略      :競合する相手と同一の戦略をとると大規模な企業が勝つ。
  3. 非価格競争戦略   :低価格競争による利益の低下を避ける。
  4. 最適市場シェア維持 :最大の利益を生み出すシェアを維持する。

の4つになります。セブンはこれまで、多くの「周辺重要拡大政策」を行い、大きな成果をあげてきました。今回の施策は、「非価格競争戦略」へのアプローチとして有効な策だと言えます。

本部からみると、加盟店の値引き販売は、業界内の低価格競争を招きかねない、非常に危ない行為です。しかし、これまで行ってきた契約更新拒否の戦略がNGとなったため、加盟店の不満を抑えつつ、本部の意向を徹底させるというWin-Winの提案を打ち出したわけです。

また、15%の比率も絶妙です。値引き販売での利益アップ分と本部との関係悪化リスクのバランスを見たオーナー達は黙らざるを得ない最低限の比率ですね。

同時に、本施策が優秀なのは、加盟店を支援することで、世論を味方につけることができることです。これによって、ブランド価値の低下を防ぐことが可能となります。

さすが、客の視点を重視して商売を練り上げてきたセブン?イレブン・ジャパンです。今後の世論の評価が楽しみです。

 

[関連する過去の記事]

   (06/22) セブン?イレブン・ジャパンへの排除措置命令!!

   (06/06) セブンイレブン値引き販売に5フォースをみる

 

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これからは資格の効率的な活用を考えていきます。

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